2010年7月9日金曜日

犬たちの熱中症に気をつけて

この時期に危険なのは熱中症です。

熱中症でも日射病と熱射病があります。

●日射病

暑い夏の日差しを受けることによって起こる。
直射日光の熱で体温が上昇し体内の体温調整が限界に達し、
熱の放出が不完全になりおこる病気。

体内では溜まった熱を放出しようとして体全体の血管が広がっています。
このため脳への血液供給が減り失神が起こります。

外飼いの場合は強烈な西日が当たる場所は避け
少しでも風通しの良い場所に小屋やケージを置いてあげましょう。

もちろんこの時期の散歩はまだ涼しい早朝や日が落ちてから行くのがベストです。

●熱射病

厄介なのはこの熱射病です。
アスファルトの反射熱や車の中や家の中でも起こる病気。
日陰だから大丈夫、エアコンがあるから大丈夫、風通しがよいから大丈夫と思いがちです。
人間の場合はそれでよいかもしれませんが、犬の場合は決してそうではありません。
夏の暑い太陽光線を避けていても周囲の温度が高い場合、日射病と同様に体温調整がうまく機能しない場合があります。この時期はちょっとの時間でも車内に犬を残しておくという行為はもってのほかです。
エアコンをかけているからといっても油断は出来ません。
これは室内でも同様のことが起こります。
最近では室内の熱射病が増えているそうです。(人間の場合)

またアスファルトやコンクリートは熱を蓄積します。手で触れると分るのですが日が暮れたからといってもしばらくの間はかなり暑いです。特に小型犬の場合は油断禁物です。
またこれらの上に犬小屋を設置している人は気を付けましょう。

犬たちの熱中症や熱射病を避けるためには風通しの良い場所、直射日光の当たらない場所を作る、もしくは知っておくことが必要です。
人間以上に体温の高い犬は私たちの想像以上に暑く苦しいのです。