2009年6月30日火曜日

犬の消化器官

 犬の消化器官は口腔・咽頭・食道・胃・小腸・大腸・肛門の消化管と
消化に関わる付属の器官(唾液腺・肝臓・胆のう・肝臓)に分けることができる。

犬とネコは基本的に肉食動物。ちょっと違うところは犬は奥歯で食べ物をすり潰すことが可能なこと。
これは奥歯の本数による。犬のほうがネコのそれより若干多い。
そのため歯の数から見ると犬は食物などをすり潰すことが可能な雑食性ともいえる

犬の永久歯の数=42本
切歯:12本
犬歯:4本
前臼歯:16本
後臼歯:10本

口腔内に入った食物は食道に運ばれます。
食道の主な働きは食べたものを胃に送り込む役割をしています。
胃に運ばれた食物は胃の中で一時的に蓄えられます。その間に胃液を分泌し食物中のたんぱく質を分解します。たんぱく質を分解した残りはドロドロになった状態で十二指腸へと運ばれます。

胃から小腸に運ばれた食物はまず十二指腸で膵液、胆汁、腸液が分泌され 糖質、たんぱく質、脂質の消化が行われます。栄養吸収はこの段階で行われます。
小腸で栄養吸収された残りカスが大腸に運ばれ水分やミネラルを吸収し糞が作られます。
勘違いしがちですが大腸には消化機能はありません。

肝臓にはたんぱく質の合成、ブドウ糖と脂質の代謝、解毒といった働きがあります。
食物に含まれるたんぱく質は腸でアミノ酸に分解、吸収され血液で肝臓に運ばれます。
すい臓ではアミノ酸を原料にして体に必要なたんぱく質や酵素をつくり各組織に送ります。

2009年6月25日木曜日

犬の食事の基礎知識

基本的に犬は肉食動物。

肉食獣動物は、獲物の草食動物を倒した時、肉も食べるけれど、
肉そのものよりも真っ先に食べるのは内臓なのです。

それは草食動物の内臓や、その中に残っている内容物には、

ビタミンやミネラルなどが含まれているから
大事なのは肉の栄養よりも、ビタミンやミネラル!
ビタミン、ミネラルは犬に限らず人間でも必要なもの。


犬は人間のパートナーとして長い時を過ごしていくうちに人間の主食である米やパンといった炭水化物や野菜を食べるようになってきました。
基本的に炭水化物は、肉や内臓からは、ほとんど得ることはできない。
基本的に肉食動物である犬は炭水化物を消化することが苦手な動物なのだ。
炭水化物は糖質になり、カラダを動かすエネルギーになるが、犬などの肉食動物はタンパク質や脂肪から合成できる分の糖質でまかなわれている。
そういったわけで炭水化物の消化が苦手な犬は人間に比べて3~5倍のタンパク質が必要
また野菜などは消化しやすくしてあげるほうがいい。

2009年6月16日火曜日

血液の役割|犬の健康管理

血液は血漿という液体部分と赤血球、白血球、血小板の3つの細胞成分から出来ている。

血液は酸素や二酸化炭素、ホルモンや栄養素などの運搬に食菌作用などがある。

いわば潤滑油のようなものです。



血漿は血液中の約55%を占める。そのうち約91%が水分です。

いかに「水分」が大事かわかります。

赤血球は酸素を体の隅々まで行き渡せ、二酸化炭素を排出する役目。

赤血球は体の中で一番多い細胞でヘモグロビンを含んでいる。

白血球は細菌の進入を防ぐ役目。このバランスが崩れると発熱を起こしやすくなる。

血小板は血を凝固させる役目。

犬も人間も血液の役目は同じということです。

2009年6月14日日曜日

犬の脈拍数を知る|犬の健康管理

 通常、犬の脈拍は内股にある股動脈で測ります。
手で触ってもわかりますが、わかりにくい場合は心音で測ります。
人間と同様に犬の脈拍も1分間での数やリズムを確認します。
通常時の脈拍数は 70~180/分
大型犬ほど脈拍数は少なくなります。
呼吸数は20~40回

脈拍のリズムは正常な場合は規則正しいリズムなわけですが
犬種によっては(シーズーなど)一定でない子もいます。
我が家のシーズーたちはみんな不整脈です。
はじめは焦りましたが、かかりつけの先生によると
シーズーは特に多くそれが悪いわけではないそうです。

2009年6月10日水曜日

犬の体温を知る|犬の健康管理

飼っている犬がごはんを食べない、調子が悪いときは必ずその兆候が見られます。
その調子のバロメーターを図るサインを「バイタルサイン」と呼んでいます。
「バイタル」とは生きているという意味合いがあり人間を含め動物の状態を把握するための基本的な情報のことをいいます。

では犬に関してのバイタルサインは主にどこをみるかというと
1.体温 
犬の体温を計る場所は通常肛門です。肛門から体温計をさし直腸の温度を計測します。
犬の平熱はおおむね38度から39度の間と言われています。
体温計は人間用のもので問題です。
体温計のときは肛門で計るのが良いですが、
わきの下でも熱が普段より高い低いはある程度わかります。
しかし、人間でも人それぞれで平熱が低い人や高い人もいるように犬にも当てはまるそうで愛犬の平熱を知っておくことがバイタルサインの早期発見に繋がります。
また暑い時期や興奮状態のときは体温が上昇するので普通の状態のときに測定するようにしましょう。
40度以上の高熱が続くと命の危険があるので、食欲が無い、ダルそうにしている、体温がいつもより高いときはスグに体温を計ることをオススメします。
とにかく動きが鈍いです。そして食欲が無い。これは一目瞭然でした。
高熱が出る要因として風邪はもちろんですが体内での炎症が考えられるそうですがどちらか特定は出来ないとの事。
その為、処置として抗生物質と解熱を2本打ちます。
原因が特定できないから注射が2本になったのだと思います。
家では暖かい場所で保護し、ごはんも生肉をあげていましたが家の子の場合、1週間も熱が下がったり上がったりの繰り返しでした。
注射を打てば熱が下がるんですが次の日にまた高熱が出る、の繰り返しでした。
結局、冷たいアイスクリームをあげた次の日に熱は収まりました。
抗生物質より冷たいアイスクリームの方がうちの子には効果があったようです。
まとめ
・犬の体温はおおむね38~39度の間
・40度を超える熱が続くと命の危険
・犬の体温は体温計を用いて肛門で計る
・肛門から一節半くらいまでいれる
・平熱を知っておく
・食欲低下、動かないというサインを見逃さない