2010年8月18日水曜日

熱中症だけでなく強い紫外線にも注意

熱中症や日射病だけでなく「紫外線」にも気をつけなくてはいけません。

紫外線による主な病気は白内障はもちろん網膜萎縮症、紫外線が原因で赤血球に異常が起こりアレルギーや心疾患、皮膚疾患などがあげられます。

このなかでよく耳にするのが「白内障」です。

犬の白内障はある意味普通の病気といわれ、嗅覚の発達している犬にとって目が見えなくなることはさほど問題ないとも言われています。

老化によるものは仕方ないとしても目に負担を掛けすぎて白内障を促進させてしまってはいけません。

犬はもともと夜行性の動物。
なので明るい時に外に出るという事は必要以上に目に負担を掛けていることになります。
目に必要なビタミンやミネラル類の消耗が激しいらしいのです。
しかも今年は例年にない暑さ。目に掛ける負担は飼い主の想像以上かもしれません。

また活性酸素の影響で皮膚ガンになる可能性も・・・。

犬の皮膚の暑さは人の10分の1しかないそうです。
とすると紫外線を最低でも人の10倍も受けていることになります。
皮膚疾患にかかるリスクもそれ相応になります。
ノミやダニ対策に気を取られ紫外線対策、暑さ対策をおろそかにしないようにしましょう。

病気にならないためにはまずは予防を心がけることが大切です。
毎日のお散歩は負担の多い日中は避けてなるべく負担の少ない時間帯に。

2010年7月9日金曜日

犬たちの熱中症に気をつけて

この時期に危険なのは熱中症です。

熱中症でも日射病と熱射病があります。

●日射病

暑い夏の日差しを受けることによって起こる。
直射日光の熱で体温が上昇し体内の体温調整が限界に達し、
熱の放出が不完全になりおこる病気。

体内では溜まった熱を放出しようとして体全体の血管が広がっています。
このため脳への血液供給が減り失神が起こります。

外飼いの場合は強烈な西日が当たる場所は避け
少しでも風通しの良い場所に小屋やケージを置いてあげましょう。

もちろんこの時期の散歩はまだ涼しい早朝や日が落ちてから行くのがベストです。

●熱射病

厄介なのはこの熱射病です。
アスファルトの反射熱や車の中や家の中でも起こる病気。
日陰だから大丈夫、エアコンがあるから大丈夫、風通しがよいから大丈夫と思いがちです。
人間の場合はそれでよいかもしれませんが、犬の場合は決してそうではありません。
夏の暑い太陽光線を避けていても周囲の温度が高い場合、日射病と同様に体温調整がうまく機能しない場合があります。この時期はちょっとの時間でも車内に犬を残しておくという行為はもってのほかです。
エアコンをかけているからといっても油断は出来ません。
これは室内でも同様のことが起こります。
最近では室内の熱射病が増えているそうです。(人間の場合)

またアスファルトやコンクリートは熱を蓄積します。手で触れると分るのですが日が暮れたからといってもしばらくの間はかなり暑いです。特に小型犬の場合は油断禁物です。
またこれらの上に犬小屋を設置している人は気を付けましょう。

犬たちの熱中症や熱射病を避けるためには風通しの良い場所、直射日光の当たらない場所を作る、もしくは知っておくことが必要です。
人間以上に体温の高い犬は私たちの想像以上に暑く苦しいのです。

2010年6月10日木曜日

AFFCO(米国飼料検査官協会)も一つの目安程度に

アメリカにはペットフードの栄養基準の目安としてNRC(国立研究審議会)とAFFCO(米国飼料検査官協会)があります。NRCは栄養学に関する研究結果をしていますが実用性に乏しいのが現実です。

AFFCOのほうは情報を毎年更新しており実用性が高いといわれています。
日本のメーカーもAFFCOの基準を目安に作っているところが多いと思われます。
ただしAFFCO基準もあくまでもひとつの目安です。
固体や運動量、生活環境によって必要な栄養は変わってきます。
10人と色ではありませんが10匹のわんちゃんがいれば10通りの栄養要求量があります。
こまかな数字にとらわれることなく全体的なバランスを1日単位ではなく1ヶ月、1週間単位で必要な栄養素を取ることをオススメします。
消化吸収に優れ高品質のフードであれば便は適度な硬さで量も少ないはずです。
また目に輝きがあり被毛もピカピカになることでしょう。