2009年12月7日月曜日

ドッグフードの原材料を知ってますか?

ドッグフードの原材料にナニを使っているか知っていますか?
以前のペットフード公正取引協議会では原材料を多い順に合計80%まで表示すればよく残りの20%に何が含まれているのかが不明でしたが、今年から100%表示になりました。しかし完全な施行は来年度からのようです。あと今回のペットフードの改正で~に利くドッグフードとか専用のドッグフードとかの表示もダメになったようです。その有効性が検証できていれば良いのでしょうがまずほとんどのメーカーは難しいと思われます。

また原材料を100%開示義務があるとはいえ偽装があるのが今の世の中。
すべての表示を鵜呑みにするのは危険かもしれません。
とはいえ、消費者は原材料表示を信じるしかないのですが・・・。
例えば原材料表記に「〇〇副産物」とか「肉骨粉」などの表示、例えばチキンミールとかラムミール・家禽ミール、鶏肉粉・牛肉粉などの表記があるものはレンダリングによって得られた原料を使っている可能性もあるようです。レンダリングというのは、4Dミート(人間が食べることが出来ない肉)の他に、安楽死された犬・猫や路上轢死動物、レストランの廃油やスーパーの廃棄食材などを大きな容器に入れて、高温で一斉にミンチにかけられたものです。 

レンダリング時には大量の消毒液や病気の菌を殺すための薬剤を一緒に入れ、毛も骨も蹄も、全部一緒に粉砕されミンチにかけた物がドッグフードに入れられているそうです。たまにありませんか?ドッグフードに毛が混じったもの、なにやら明るい色をしたプラスチックのようなかけらが入っていたりと・・・。
私は何度かあります。もちろん違うメーカーでです。どれもこれもチョーとは言いませんがある程度有名なドッグフード会社です。ドッグフードの製造は一部の会社を除き、ほぼ『委託』なので工場の衛生管理、原材料を100%把握していないのが現実だと思います。

レンダリングされる原料は、レンダリング処理をされるまでしばらく放置されています。これは大きな釜で一気にするために材料が集まるまで待っているからだそうです。このためにそれらが腐敗し多くの場合、サルモネラ菌や大腸菌といった細菌に汚染されていて、これらの細菌は高温処理で殺菌されたとしても、細菌が出すエンドトキシンという毒素や化学物質までは分解できないのです。  

仮に病死した動物を使用した場合、その動物が病死するまでに、多量の抗生物質などが投与されているかもしれません。もし安楽死させられた動物であればベントパルビタールという安楽死に使う薬剤が残留している。
BSE(狂牛病)にかかった牛の肉なども使われている可能性もあります。 

現在は不明ですが日本にもレンダリング工場は四国などに存在していました。


脂肪には、動物性、植物性、魚の油分があります。
「総合栄養食」?であるためには、ドッグフードには必ず脂肪が入っています。
動物性脂肪は酸化しやすいのでその酸化を防ぐために、植物性脂肪以上に酸化防止剤や保存料が必要になりますよね。しかしながらドッグフードを製造する段階からすでに酸化は始まっているといわれています。
最近では天然のビタミンCやE、ローズマリー抽出液で保存と明記されていますが、みなさんもご存知のようにビタミンなどは非常にもろく破壊されやすいものです。
天然、自然の保存料とよく使われていますがどこまで品質を保持できるか疑問に思いませんか? 

また酸化臭や味を誤魔化す為に塩や香料を添加することになる訳です。
長期保存できるタイプものであれば、添加物や保存料は必ず入っているといっても過言ではありません。
明記してあれば良心的な方であり、書いていないのは100%開示でない限り、入っていないということではなく公表したくない、もしくは出来ないだけです。

レンダリング処理する際に浮いてきた脂肪や脂が、ほとんどのペットフードに含まれる動物性脂肪のもとになっていると言われています。

またビートパルプという表記もよく使われています。ビートパルプは甜菜(砂糖大根)の絞りかす(線維質)の事で、これ自体は線維質源として、悪いものではないのですが、繊維質(搾りかす)が多いので安価にフードの量が増やせる為、粗悪なフードには大抵使用しているとされています。

プレミアムフードといわれるものの中にもこのビートパルプが使用されているものが多々あります。
また、飼主が処理しやすいように便を硬くするという効果もあります。

ビートパルプを圧力を加えて絞ったものならまだしもペットフードに入れられるビートパルプは科学薬品を加えて取り出している可能性もあり、当然のことながら薬品が残留・・・なんてこともあります。

原材料のトップに来るものは「鶏肉」「牛肉」など普通の食材名であること。
そして、「ビーフエキス」「チキンミール」などの謎の言葉には要注意です。
原材料のトップに肉類がある場合、肉粉であるか肉であるかで、実際の肉の使用量が大きく違ってきますので気をつけましょう。

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