2011年5月17日火曜日

災害対策2 もしもの時のために・・・

非常時に通常時と同じものが食べれるとは限らないです。

自由が制限され、好きな食べ物が自由に食べることができなくなるであろう避難所生活になった場合のことを考え、また恐らく非常用の持ち出し食料として用意するものは人のものがほとんどである、もしくは持ち出す余裕がないことを考えると普段から何でも(私たちが食べるものと同じもの)食べれるようにしておく方が良いと思います。
ドッグフードしか食べないのであれば「水」が手に入りにくい時のことを考えて水分の低いドライフードよりもウェットフードの方がいいと思います。
「水」は人も動物も同じく生体の60~70%を占めています。

また普段から犬や人に慣れさせておくことが大事です。
愛犬が興味を見せて相手(犬や人)も嫌がらなければ積極的に交流させてあげましょう。

また荷物が重たすぎて動きが取れなくなっては意味がありません。
小型犬の場合、抱えて逃げるかもしれません。
持ち出す荷物は出来るだけコンパクトで軽くてかさばらないように
ある程度カロリーが確保できる食べ物が便利です。
ただし、賞味期限には気をつけましょう。

そして水です。
「水」は生体の60~70%を占めています。
食料の確保も難しいですが水の確保も難しいと思います。
今回の震災では3週間ぶりに海に漂っているワンちゃんが発見されました。
食べ物は無かっただろうから雨や雪での水分でしのいでいたのでしょう。
また犬は水だけでも数週間生きることが出来るといわれています。
水分なくして生命は維持できません。

最近は長期保存出来る水も多く売られています。
その他折りたたみのポリタンク等、水を貰いに行く時の道具も用意しておくとよいでしょう。 いざ避難しなければいけないとなった時、あれもこれもと持っていくわけにはいきません。また一人で持っていける量にも限度があります。

家族が多ければ中に入れる物を分担しておくと良いでしょう。
万が一の時に焦らない為にも、日頃からの準備が大切です。

迷子になったときのために動物愛護センター、一時預けができるかもしれないので行き着けの、トリミングサロンや動物病院、ペットショップ、お散歩仲間等の連絡先などは控えておいたほうがいいと思います。もしかしたら何か協力してもらえるかもしれませんし情報がもらえるかもしれません。また今回の東日本大震災では犬猫みなしご隊、ぽちタマの松本君が率いるNDSなどのNPO組織はもちろん、財団法人日本動物愛護協会、公益社団法人日本愛玩動物協会、公益社団法人日本動物福祉協会、社団法人日本獣医師会が協力して「緊急災害時動物救援本部」を立ち上がています。
それぞれの協会やNPO団体の連絡先は控えておいてもよさそうです。

折りたたみのできるキャリー    
トラブルを避けるためにキャリーは必要です。  
いつもと違う環境はパートナーのストレスにもなりますので、ゆったりと落ち着ける場所としての役割にもなります。   

それぞれのパートナーに必要なものがあるかと思います。
いつも飲んでいるお薬はもちろん、お気に入りのものをひとつ用意してあげたり、
レスキューレメディなどを用意してあげると良いでしょう。        

■普段からしておきたいこと   
<いろいろな食事を食べられるようにしておく!>  
<狭いキャリーに入っていても平気でいられる練習を!>    

注意    
災害救助の鉄則をご存知でしょうか?    
なんといっても一番大切なのは、      
まず、自分の安全を確保すること!       
大切なパートナーを一番に守りたいと思う気持ちは誰もが思うはずです。  

しかし、まず自分の安全を確保しないことには、愛犬も救助することができません。    安全を確認せずに、救助に向かってしまうと、二次災害に遭い助けにいけなくなるかもしれません。愛犬だけが助かったとしても、愛犬には飼い主であるあなたがいなければ生きていけません。    

とはいえ、災害救助の鉄則は本当に緊急を要する場合での優先順位です。
予め避難ができる状態であれば、愛犬と一緒に安全な場所へ避難してください。
命あってのことですから。

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