2009年7月25日土曜日

犬のアトピー性皮膚炎について調べてみる

 犬のアトピー性皮膚炎で悩んでいる人が意外と多いことが分かった。
アトピー性皮膚炎はダニ、カビなどのアレルゲンに対して免疫機能が過剰に反応してしまうために起こってしまう病気。
アトピー性皮膚炎は、遺伝的なものと皮膚のバリア機能低下に
ストレス、アレルゲンなどの「生活環境」が加わり発症する。
遺伝的な要因でアトピー性皮膚炎になりやすい犬種はシーズ、柴犬、レトリーバー、シェットランドシープドッグ、ダルメシアン、テリア系など。これらの犬種は他の犬種よりアトピー性皮膚炎になりやすい犬種だそうです。アトピー性皮膚炎発症年齢は約70%が3歳以下、約85%が5歳以下です。

皮膚のバリア機能不全によるアトピー性皮膚炎は
皮膚の脂分が不足→角質層の水不足。この角質層の水分不足が皮膚のバリア機能の低下につながり、外的アレルギー要因が侵入しやすくなってしまいます。
皮膚が弱い子は、アトピー性皮膚炎になりやすいと言える。

アトピー性皮膚炎の症状は、目のまわり、顔の周り、耳、足の先、わきの下、足の付け根など皮膚の薄いところに出やすくなっています。
例えば
・毛の密度が薄くなった
・毛の色が薄くなった
・変色した(皮膚や被毛が黒っぽくなる)
・抜け毛が増えた
・皮膚が薄くなったような気がする
・毛刈りした部分の毛の成長が遅い
・フケ症である
・手脚の関節部分(ひじ、ひざ)に脱毛、紅い斑点、かさぶたがある
・引っかき傷のあと
・皮膚が硬く厚くなる
・体を掻いたり舐めたりする
アトピー性皮膚炎の発症しはじめの頃は、一定の季節だけ痒がることが多いですが年を取るにつれて、痒みが慢性化し、アトピーの症状が一年を通して出るようになります。

アトピー性皮膚炎の完治は難しいが放置しておくと悪化するばかり。
それどころかするどい爪や強靭なアゴで痒い場所を噛んだりすると他の病気(皮膚の悪性腫瘍など)になることもある。そうならないためにも病院での治療、飼育環境、食事内容などの生活環境を改善し、
アトピー性皮膚炎のの症状を軽減させることが必要である。

痒い症状を和らげるのもひつようだけれども雨風に耐えれる「強い皮膚を形成」することのほうが大事だと思う。

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