2009年11月19日木曜日

ドッグフードの歴史

1960年代にはドッグフードメーカーは穀類の外皮、荷粉、人間用として不適切な肉などをドッグフードに利用し、「廃棄物利用」がドッグフードの価値を高めるという風潮があった。
新鮮肉や野菜の方が原材料として優れていると言われていたが、ペットフードメーカーは工場廃棄物など安価なものを与えても犬は健康でいられると主張していた。

ドッグフードの歴史はまだ浅い。
ドライドッグフードは第二次世界大戦後に世に送り出されたそうだ。
一般的に市販ドッグフードの大半は、犬の健康よりも在庫期間と安さを追及した「人間の食物」を超加工したものだった。

ドッグフードの歴史はまだ浅い。ドッグフードは第二次世界大戦後に世に送り出されたそうだ。
ドッグフードが市販される前は、当然ながら犬はその生活環境の中で食べれるものを探し食べていた。
例えば農場の犬であればごみ漁りで見つけた生肉の切れ端、生乳、卵などを食べ、
都会に住む犬であれば飼い主のテーブルの残りくず、また肉屋からの安い肉端や生廃肉を食べるというような感じだ。海外のほうでは今でもこのようにドッグフードに頼っていないところも多いらしい。

ではドッグフードの歴史を振り返ってみよう。
ドッグフードの始まりはパン屋の店主が飼い犬にあまりもののクッキーをあげたところから始まる。

それから1860年にオハイオ州で、最初の加工ドッグフードが販売される。
そのドッグフードとは小麦、ビートルート、野菜、牛肉の血で出来たビスケットだった。

多数の企業がこの新しい市場にすばやく着目し、このころに数々の焼きドッグフードが市場に出回り始めることになります。

1930年代の大恐慌の頃、人々の経済はきつくなり飼い主たちはドッグフードをできるだけ安く済ませようとスル傾向が生まれてきた。
その結果、生肉の量を減らし安価な穀類を増やしたドッグフードが登場し当時の人々に人気になりました。

第二次世界大戦後には、ドライ加工したドッグフードの売り上げが伸び始めます。
この頃から、製粉業者や穀類販売業者は副産物の売り込み先としてペットフード業界をターゲットにし始めました。また、屠殺場も人間用に不適切で使用不可能な肉副産物をドッグフードメーカーに売り始めたました。

初期の袋入りドッグフードの第一のセールスポイントとは、『便利さ』。
乾燥したドッグフードを餌入れに入れるだけ、という簡単さと時間の節約が魅力だった。
第二のセールスポイントは、とある販売促進キャンペーンから始まる。

そのころドッグフードメーカーは製品の袋に、人の食べ物でさえ完全栄養食のない時代に他の食べ物やサプリメントを必要としない「完全食」ラベルをドッグフードの袋に貼り始めます。さらにドッグフードを売りたいが為にドッグフードメーカーは人々に向かって「テーブルの残りくずは犬の健康にとって良くない」と嘘の警告まで始めました。

ペットフード研究所(ペットフード製造業者の連合)は1964年に行ったキャンペーンで、テーブルの残りくずの危険さと加工ドッグフードを与える重要さを人々に告知した。
このキャンペーンは1000に上る新聞や雑誌、ラジオ局を通して行われました。

まさに業界ぐるみの詐欺的行為をしてきたわけです。
この詐欺的行為に各メディアも加担し人々はだまされ続けてきたわけです。

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