2009年10月9日金曜日

犬に必要な栄養素のまとめ 水とたんぱく質の役割

犬に必要な栄養素は

たんぱく質
脂質
炭水化物
ビタミン
ミネラル  でした。

犬の体の中で水分は体全体の約6~7割をしめる重要なもの。
(完全栄養食をうたっているドッグフードの多くはこの水分が全く足りません。
このことからドッグフードの多くが完全栄養食でないことがわかりますね。)
いつでもどこでも新鮮な水が飲めるようにしましょう。

たんぱく質は水分についで体の中に多く含まれる物質。
犬に最適と思われる主なたんぱく質源は肉や魚
これらは高い生物価を持っているものが多い。
生物価とは・・・体内に吸収された後、排泄されずに体内に保有されたたんぱく質の割合のこと。

卵はビタミンC以外、すべての栄養素を含みすぐれた食べ物ですが生の卵白は成長因子のピオチンを阻害する物質が含まれているため過熱が必要。与えるときには注意しましょう。

野菜や穀物などのたんぱく質源は犬に向いていません。
その理由として必須アミノ酸が少なく生物価が低いため体に必要なたんぱく質をとるのに莫大な量を摂取する必要があります。もともと肉食である犬の短い腸には野菜や穀物は適していません。

大豆などの豆類は高品質なたんぱく質を含んでいますが「フィチン」という酵素が亜鉛やカルシウムなどのミネラルの吸収を妨げたり、食物繊維が豊富なので腸の短い犬にとって多量摂取は適してないです。犬に適さないたんぱく質でも消化しやすい形にすることや適度な量に調整することが大事です。

たんぱく質の構造は20種類の異なるアミノ酸からなっている。
たんぱく質は体のすべての組織の成長に必要不可欠な物質であると同時に免疫や遺伝子組織の形成にも重要な役割を担っている。また炭水化物や脂質からエネルギー供給不足に陥るとエネルギーに早変わりするが筋肉量の減少、体組織の衰退に繋がる。
たんぱく質は体の中で消化酵素によりアミノ酸に分解される。
この分解されたアミノ酸が体に必要なたんぱく質に作り変えられます。
だから質の良いたんぱく質を摂取することが望ましいです。
たんぱく質はアミノ酸スコアであらわされ100に近いほど良質なたんぱく質になります。
卵はアミノ酸スコア100でその代表格です。
アミノ酸は非必須アミノ酸と必須アミノ酸に分類されます。
犬の必須アミノ酸は10種類とされています。
その内訳はアルギニン、メチオニン、ヒスチジン、フェルニアラニン、イソロイシン、スレオニン、ロイシン、トリプトファン、リジン、バリンの10種類です。

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