2009年10月20日火曜日

エネルギーとは 犬に必要なエネルギー量

生命活動を維持していくためには絶えずエネルギーを摂取、消費を繰り返しています。
消費されるエネルギーを体外から補充しなければ体内で蓄えたエネルギーを使い果たしやがて生命活動が停止してしまいます。単にエネルギーの消費といえば体を動かすことが思い浮かびますが体の成分の合成、体温維持、神経の伝達、脳内活動とさまざまなものに使われているわけです。
一般的にエネルギーはカロリーで表示され、
体の生理的エネルギーの単位に関してはキロカロリー(1キロカロリー=1000カロリー)で表されます。

炭水化物は1gあたり4kcal、たんぱく質は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalエネルギーを作り出すといわれます。これらはすべて食事中からのエネルギー源になります。しかしこれらの食物すべてが消化吸収されるわけではありません。質によって幅があります。

エネルギーは一般的に3種類に分類されます。
①総エネルギー:
食事中に含まれるエネルギー量のこと。すべてのエネルギーが有効活用されるわけではありません。
②可消化エネルギー:
食物の消化された部分にのみ含まれるエネルギーのことです。未消化のものは損失分として差し引かれます。
③代謝エネルギー:
実際に利用できたエネルギーのことです。
体内に入った可消化エネルギーの1部はさらに失い尿と一緒に排出されます。
代謝エネルギーはこの尿と一緒に排出されたものを差し引きます。

代謝エネルギーは食事からの有効なエネルギーを測る上で重要な数値。よって総エネルギーもしくはエネルギー、カロリーとだけ表示されているドッグフードよりも代謝エネルギーを表示しているものの方がより有効な数値を表示しているといえます。

一般的に子犬や活発な犬には高いカロリーのものを肥満な犬には低カロリーのものをといいますが、こうしてみるとすべての食事中のカロリーが体の活動に使われていたり身についているわけではないようです。
下手をすると高カロリーの食事でもグレードや質が悪ければすべて排出されるということもありえます。

0 件のコメント:

コメントを投稿