2009年9月8日火曜日

たんぱく質 2|犬の栄養素

たんぱく質の主な役割は
・体のすべての組織の成長や発達に必要な主原料
・炭水化物、脂質に代わるエネルギー源
・ホルモン、酵素、免疫体、遺伝子などの形成
と重要な役割を担っています。

たんぱく質は
動物性たんぱく質(肉、魚、卵など)と植物性たんぱく質(野菜、豆類、穀類)にわけられます。
腸の短い犬にとっては動物性たんぱく質のほうが消化器官に負担が少ないと言えます。

アミノ酸も必須アミノ酸と非必須アミノ酸の2つのグループに分けることが出来ます。
必須アミノ酸は必要な量が体内で合成できないために、
必ず外部(食品)から摂取する必要があります。

犬の必須アミノ酸は10種類あります。
アルギニン、メチオニン、ヒスチジン、フェルニアラニン、イソロイシン、
スレオニン、ロイシン、トリプロファン、リジン、バリン


非必須アミノ酸は体内で合成できるのため必ずしも摂取する必要はありません。

たんぱく質は生命活動を維持する重要な要素の1つだから当然高品質なことが求められます。
この高品質なたんぱく質を測る基準としてアミノ酸スコア消化率生物価があります。
アミノ酸スコアは必須アミノ酸が適切な割合で同時に存在する割合を示したものです。
アミノ酸スコア100が最も最高な数値で卵などがあります。

消化率はたんぱく質がどのくらいアミノ酸に分解されるかを示した数値です。
この消化率が悪いと吸収も悪くなるので高品質なたんぱく質とはいえません。

生物価は体内に吸収された後、尿、便に排泄されずに体内に保持されたたんぱく質の割合を示したものです。この数値が高いほどたんぱく質として優れているといえるそうです。
種類や品質にもよるそうですが
一般的に動物性たんぱく質のほうが、植物性たんぱく質よりも
アミノ酸スコアも消化率も生物価も高いそうです。

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