2009年8月5日水曜日

犬の感覚器官 嗅覚

 感覚器官とは体などに加えられた知覚刺激を受け入れる器官のことです。
感覚器官には視覚(目)、聴覚(耳)、嗅覚(鼻)、味覚(舌)などがあげられます。
知覚刺激は末梢神経を通して脳に伝えられて初めて体の外や中の異常などを察知できるのです。
動物はこの感覚器をたよりに周りの状況を的確に判断します。
犬の場合主に嗅覚が発達しています。
嗅覚とは気化した化学物質が鼻粘膜から分泌された粘液に溶け、嗅上皮を刺激したときに得られる感覚のことです。嗅上皮は嗅細胞のあつまりで触覚のようなものです。

犬はこの嗅上皮の面積が広く人を1とした場合2倍から18倍の面積の広さを持っています。
嗅上皮の広さは嗅覚の良さに比例しており、そのため犬は人間にくらべ嗅覚が優れているのです。

逆に味覚では人間のほうが優れています。
これは味覚を司る舌の表面にある味蕾(みらい)という神経細胞の数によるもので人間が1万個あるのに対し犬は約1700個しかありません。
味が全く分からないわけではないですが人間ほどの味覚は無いといえます。

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